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接続検討の申し込み、3か月以上待たされている事業者ふえる トップは東電

電力広域的運営推進機関(OCCTO)の調べで、9月末時点で、一般送配電事業者およびOCCTOにおいて、発電設備等の接続検討の申し込みに対して、3カ月を標準とする回答予定日を超過し、検討継続中(未回答)である案件が174件 […]

電力広域的運営推進機関(OCCTO)の調べで、9月末時点で、一般送配電事業者およびOCCTOにおいて、発電設備等の接続検討の申し込みに対して、3カ月を標準とする回答予定日を超過し、検討継続中(未回答)である案件が174件あることがわかった。前回調査を行った2015年6月時点では113件だった。

9月末時点の未回答案件を、会社別にみると、トップは東京電力パワーグリッド(東京電力PG)の73件、続いて東北電力の39件、九州電力の20件。

未回答理由は、送配電事業者側の都合によるものが7割を占める。具体的には、一般送配電事業者において上位系統の大規模な設備増強対策等の検討が必要(50%)、一般送配電事業者へ申込みが大量に行われ(20%)、時間を要しているため。また、申込者において申込後に申込内容の変更等を行ったことによる超過も21%あった。

OCCTOは2日、2016年度第2四半期(7月~9月)における、一般送配電事業者およびOCCTOによる、発電設備等を配電系統に連系するため事前相談や接続検討等(アクセス業務)の受付・回答状況に関する情報を取りまとめ公表した。

公表したのは、東京電力PGや関西電力など一般送配電事業者10社から提出された「事前相談」、「接続検討」、「契約申込み」の受付・回答状況および、OCCTOにおける受付・回答状況に関する情報。OCCTOでは、最大受電電力の合計値が1万kW以上の発電設備等の連系を対象とした事前相談、接続検討(接続検討の要否確認を含む)を受け付けている。

今回の調査では、電源は、2015年4月1日以降に一般送配電事業者・OCCTOにおける系統アクセス業務の内、最大受電電力500kW以上の発電設備等の案件を対象としている。ただし、調査期限末日時点(2016年9月30日)において回答予定日を超過して継続検討中(未回答)である接続検討の案件の総数に限り、2015年3月以前に受け付けた案件も含め集計している。

その他、発電設備等系統アクセス業務に係る主な状況は以下のとおり。

事前相談の受付件数は増加傾向

同期間に、各一般送配電事業者・OCCTOにおいて、受け付けた事前相談の件数は3,316件(特別高圧870件、高圧2,446件)。受付会社別にみると、トップは東京電力PGの783件で、続いて中部電力の635件、関西電力の492件となっている。月別にみると、7月は975件、8月は1,041件、9月は1,300件。

接続検討申込みの65%は太陽光発電

同期間における、接続検討の受付件数は795件(特別高圧250件、高圧545件)。会社別にみると、トップは中部電力の170件で、続いて中部電力の149件、東北電力の112件。月別にみると、7月は331件、8月は249件、9月は215件と減少にある。電力種別にみると、トップは「太陽光発電」(514件)で65%を占める。続いて「風力発電」(131件)で16%、「バイオマス発電」(103件)で13%となっている。

同期間の接続検討申込みに対して回答した件数は694件で、うち標準回答期間(3カ月)を超過して回答したものは116件あった。回答予定日を超過した理由は、特殊検討が必要や申し込み量の集中など、受付者の都合によるものが7割を占める。

 

【出典】