ニュース

キユーピーの工場にも太陽光発電設備 電力使用量の2%をカバー

食品メーカーのキューピー(東京都渋谷区)は12月2日、同社が保有する「五霞工場」(茨城県猿島郡五霞町)と、「グリーンファクトリーセンター」(福島県白河市)へ太陽光発電設備の導入を発表した。 これにより、既存の8設備を含め […]

食品メーカーのキューピー(東京都渋谷区)は12月2日、同社が保有する「五霞工場」(茨城県猿島郡五霞町)と、「グリーンファクトリーセンター」(福島県白河市)へ太陽光発電設備の導入を発表した。

これにより、既存の8設備を含めた10設備の発電量合計が約4,500MWh/年に上る見込みだ。同社によると、これはキューピーグループ生産部門において、電力使用量の約2%に相当すると発表している(一般家庭の年間電力消費量に換算すると約1,022世帯分)。

倉庫屋根と植物工場の敷地を利用

倉庫棟の屋根を利用した「五霞工場」は、2016年12月5日に運転が開始され、発電電力が約300kW、年間発電量は約330MWh/年を見込んでいる。

「グリーンファクトリーセンター」は同社が運営する植物工場の敷地の一部を利用。今回が太陽光発電設備の増設分(二期工事分)にあたり、一期工事分の約3倍の規模になる。

発電出力は約1,500kW年間発電量は既存の8施設の中で最も多い約1,650MWh/年を見込み、稼働は2017年3月を予定している。

同社は、今後再エネの導入を進めるだけでなく、製造から販売に関わるすべての工程において再エネ化を推進し、環境に配慮したものづくりを通じて社会に貢献していくとしている。