ニュース

トラブルを防ぐ竣工検査の意義

2016年末より太陽光発電にも使用前自主検査が義務化されている。ここでの自主検査とは(前提として第三者機関が実施する必要があることを除けば)、建築で言うところの“完了検査”に近いものといえるのではないだろうか。  日本の […]

2016年末より太陽光発電にも使用前自主検査が義務化されている。ここでの自主検査とは(前提として第三者機関が実施する必要があることを除けば)、建築で言うところの“完了検査”に近いものといえるのではないだろうか。

 日本の電力供給を担う柱として、太陽光発電による安定した電力供給の為の品質担保に国が本腰を入れてきた格好となったが、この検査が形骸化せず、有用に働くことを期待したい。

 使用前自主検査は関連法規に基づく検査となるのだが、もう少し網羅する範囲を広げてもよいのではないかと個人的には感じている。

 当たり前の話だが、竣工時にはケーブルやブレーカーを含めた各コンポーネントが設計通りに導入されているのか(設計の確認は別途実施されていることが前提)や、ボルトナット、端子部のマーキングや各配線の極性、すべてのケーブルの絶縁抵抗値など、最低限、安全に関わる基本的なところは必ず実施されるべきだ。(スマートジャパン:太陽光発電所のトラブル対策より)

 

発電所はトラブル等があると感電や火災など重大な事故につながってしまいます。工事完了後は施工業者は自主検査を必ず行い、問題ないことを確認して、お客様にお引渡しする義務があります。施工業者の選定は竣工検査をきちんと行ってもらえる業者を選定する必要があります。